自家製梅酒を漬けるとき、初心者の方が疑問に思いやすい点についてまとめました。
心配しなくても大抵のことは大丈夫ですよ!
【この記事で分かること】
①青梅と完熟梅、梅酒の味の違い
②アク抜きは必須かどうか
③氷砂糖で作る理由
Contents
1.青梅と完熟梅どちらがおすすめ?
どちらを使っても美味しいと書いてあるものが多いので困りますよね。
どちらも漬けてみたことがありますので、違いを書いてみます。
【青梅】
・梅らしい爽やかな香り(市販の梅ジュースの香りに近いです)
・飲み口がすっきりキレのある感じ
夏場に飲む梅ソーダが好き!という方におすすめ。
失敗しにくいので初心者に◎
アクが出やすいですが、待てばトゲは無くなります。
【完熟梅】
・あま〜いフルーツの香り
・杏露酒のような甘さと深みのある後味
・飲み口まろやか
梅が苦手な人でも美味しく飲めるクセの無さ。
傷みの無い梅なら案外失敗しません!
熟成が早く、早く飲みたい方に◎
2.アク抜きは必要か
アク抜きを忘れて絶望する方は多いはず。
でも安心してください。
おそらく15年ほど親と一緒に梅酒や梅ジュースを作っていますが、そもそもアクは抜かずに作っていました。
もちろんとても美味しくできましたよ!
忘れたなら少し長く熟成させればトゲは取れます。
2年、3年と楽しむものですので、気にせず楽しみに待ちましょう。
3.氷砂糖以外のお砂糖でも大丈夫?
上白糖や黒糖でも作ることはできます。
しかし、やはり氷砂糖が向いています。
なぜかというと、梅のエキスや香りを出すためには「砂糖がゆっくり溶ける」という工程が必要になるからです。
液体の中の糖分は濃度を同じにしようとする性質があります。
そのため、図のように糖分が多い所にお酒を送り込んで、同じ濃度になります。
最初はお酒より梅の実が甘いため、梅の実にお酒が入り、糖度を下げようとする。
しばらく経つと、氷砂糖が溶けてお酒の方が甘くなる。今度は梅の実からエキスとお酒が出てきて、お酒の糖度を下げようとする。
上白糖のみで梅酒を作ると最初からお酒が甘くなってしまい、梅エキスを出しきれないことがあります。
ただ、上白糖や黒糖で作れないわけでは全然ありません。
梅の実が2L程度の大きさなら、ある程度エキスが出れば十分美味しい梅酒になります。
なるべく溶かしてしまわないようにゆっくりお酒を容器に注ぎましょう。
まとめ
梅酒は漬けてしまうとやり直せないので、漬けた後に後悔する人が後を絶ちません…。
飲めるようになるまで毎日失敗したと落ち込むのは悲しいので、不安を払しょくできるよう記事にしました。
少しは安心できましたか!?
毎年作ってちょっとした違いを楽しむのも風情がありますね。
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