つるなしいんげんは比較的育てやすい野菜ですが、
水やりを怠ると枯れやすかったり虫が付きやすかったりと、注意する点もあります。
今回は、つるなしいんげんの栽培方法(間引き~収穫)について、注意する点を含めてご紹介します。
種蒔きからの方は前回の記事をご覧ください。
【この記事で分かること】
①間引きについて
②水やりのタイミング
③支柱の有無
④追肥のタイミング
⑤収穫する大きさ
⑥害虫の予防方法
Contents
1.間引きについて
双葉が開いたら元気な株を2つ選んで残りを間引きます。根が絡むようならハサミで根本を切りましょう。
その後本葉(双葉の後に出る葉)が二枚になったら一本立てにしても良いですが、最後まで二本立てでも問題ありません。
2.水やりのタイミング
いんげん豆は根腐れしやすいため、水やりは土の表面が乾いた時に行います。
ただし、一度水不足になると葉がパリパリに乾いて戻らなくなることがありますので、内部まで完全に乾くのを待たずに水やりしてください。
調整が難しいですが、基本は一日一回と決めておいて、表面までしっかり水が行き届いている場合はやめておくなど、ルールを設けると失敗が少なくなります。
3.支柱は必要か
一般的に支柱は不要とされています。
しかし、苗が不安定だと風で倒れやすく、弱ってしまいあまり実を付けません。ある程度育ったら短い支柱を立て、ひもを八の字にして誘引しましょう。
誘引の方法については、ミニトマトの記事で詳しく記載しています。
4.追肥のタイミング
つるなしいんげんは生育期間が短く、追肥を必要としないと書いているものが多いです。
しかし、プランターの場合は元の肥料が少ないため、追肥が必要な場合もあります。
追肥のタイミングは葉の色が薄くなった(黄色がかった)時です。
化成肥料を軽く一握り追加するか、液体肥料を与えましょう。
5.収穫する大きさ
今回栽培したさつきみどり2号であれば10センチ〜14センチほどが収穫時期です。
開花後10日から15日程度で収穫できる大きさになります。
【注意するポイント】
*収穫が遅れると次の実に栄養が行かず収穫量が少なくなるので気をつけましょう。
6.虫害の種類と予防法
梅雨などじめじめした時期は「アブラムシ」や「ハダニ」に注意です。
一度発生すると駆除が難しくなりますので、定期的に対策をしてください。
虫の誕生サイクルは非常に速いです。
既に発生している場合、いなくなるまで2.3日おきに薬剤を散布しましょう。
私は無農薬で栽培したいので自然由来のものを使用しています。
木酢液・竹酢液は値段がお手頃で栄養にもなるのでおすすめです。
【予防法】
*木酢液・竹酢液を300〜500倍に薄めてスプレーする。
*水やりの際、葉に水をかける。
【殺虫法】
*木酢液・竹酢液を100から200倍に薄めてスプレーする。(植物の成長を妨げる可能性がある濃度のため、端の方でテストしてください。)
*手作りで殺虫剤を作る。(酢・牛乳・洗剤・唐辛子等を水でうすめたもの)
まとめ
いんげん豆の良いところは一度に収穫できる量が多いということです。
他の作物は株数が少ないと少しずつしか収穫できず、一品分の量に足りなくて困ることもありますよね。
比較的育てやすく活用しやすい「つるなしいんげん」、ぜひ育ててみてくださいね。
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