ベランダ菜園がすくすく育ち、そろそろ春野菜収穫一号が採れそうな今日この頃です。
今回はミニトマトの栽培について、二本立てにするまでの工程をお話します。
二本立てとは、主となる枝を2本に決めて育てていく方法です。
一本立てに比べて背が低い状態で育てることが可能です。
また諸説ありますが、一本より二本の方が収穫量が多いと言われています。
【この記事で分かること】
①最初の支柱誘引のタイミングと方法
②脇芽かきの方法
③二本立てにする際に伸ばす芽の選び方
④ベランダ栽培の注意点
Contents
1.最初の支柱誘引のタイミングと方法
ミニトマトを育てる際は、必ず支柱を立てて誘引(支柱に茎を固定すること)を行いましょう。ミニトマトの茎は太さがあるので丈夫に見えますが、水不足などで簡単に萎れて倒れてしまいます。
支柱を立てるタイミングは、苗をポリポットから鉢に植え替える際が適当です。
というのも、一番最初にしておかないと大きくなった事に気付かずいつの間にか折れます。笑
支柱は株から3〜4㎝離れたところに根を傷付けないように立てます。長さは150㎝ほどが丁度良いです。成長スピードが速いので、ゆるく結んで誘引すること!
一回ねじって支柱側で結ぶと茎に負担がかかりません。
【注意するポイント】
・植え替え後にすぐ支柱を立てる。
・根を傷付けないように株から3.4㎝離す。
・成長を見越してゆるく結んで誘引。
2.脇芽かきの方法
ミニトマトを沢山収穫するには脇芽かきが重要です。脇芽というのは下図の箇所に生えた芽のことを言います。脇芽を取ることで、栄養が主枝に集中し、たくましく育ってくれます。
基本的に脇芽は全て取るため、どの脇芽を考える必要は無いのですが、今回は2本立てと言って太い茎を2本作っていくので、一箇所だけ取ってはいけない芽があります。どの芽かは後ほどご説明します。
脇芽は手で取るかハサミで切るかのどちらかで取ります。
手で取る場合は、前後に倒すと少ない傷で取ることができます。私はこちらの方法が簡単でリスクも少ないためおすすめです。
ハサミの場合は、必ず錆のない綺麗なハサミを用意し、しっかり洗って乾かしたものを使ってください。(汚れが付いていると病気の原因になります。)
傷が大きければ大きいほど病気のリスクが上がるので、脇芽は早めに取ってくださいね。
【注意するポイント】
・脇芽かきはこまめに小さなうちに。
・ハサミで切る場合は錆の無い清潔なものを使う。
3.二本立てにする際に伸ばす芽について
ミニトマトの栽培方法は、1本立て(主枝1本で育てる)と2本立て(主枝2本で育てる)がメジャーです。どちらでも収穫量に差は無いと言う農家さんも居ますが、1本立てより2本立ての方が収穫量が少し多いように個人的には感じています。
ただし、小さめの鉢植えだと2本立ては支柱に誘引するのが難しいので注意が必要です。
(鉢に立てられる支柱の長さが限られるため)
2本立てで伸ばす芽は第一花房のすぐ下の脇芽であることが多いです。
強く育つ芽だと言われています。
この芽はうっかり取らないように気をつけてください。
既に取ってしまったという方は、第二花房のすぐ下の芽でも実は2本立て可能です。安定感は下がりますが、どうしても2本立てにしたい場合はそのようにしてみてください。
【注意するポイント】
・2本立ては第一花房のすぐ下の芽を育てる。
・小さな鉢は2本立てが難しい。
4.ベランダ栽培の注意点
ミニトマトの栽培の重要なコツが、日光をしっかり当てるということです。
しかし、ベランダ栽培では日照時間が少ない場合があります。
一日のほとんどが日陰のベランダの場合、日照不足でミニトマトの実が育ちません。花が咲いても栄養不足で落ちてしまい、実のならない苗になる可能性があります。
ベランダで育てる場合は日照の確認を行い、最低でも日が出ている時間の半分ほど日が当たることを確認してから育てるようにしてください。
引っ越して1度目のベランダ菜園をしていますが、日が当たる場所を読み違えて花が落ちてしまいました。
日の当たる場所に慌てて置き変え、第一花房の先には実ができています。
まとめ
今回はミニトマトを二本立てにするまでの手順について説明させていただきました。
いつもなら上手くいく栽培方法でも、ベランダだと上手くいかなかったりしますね。ベランダ栽培に挑戦する方の参考になれば幸いです。
↓関連記事をまとめましたので、成長の段階に応じてご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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